よく調べずに買った草コインシリーズその①Kin

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Kinとは?

ホワイトペーパーから抜粋すると

「日々の生活のためのデジタルサービス非集中型エコサービス」です。

暗号通貨のKinはアメリカやカナダでで広く使われているチャットアプリ「Kik」を運営している会社が開発したERC20トークンです。

Kikは日本でいうLINEのようなもので、コミュニケーションツールやソーシャルネットワークなどのデジタルコンテンツでKinの利用を広げていこうとしています。


エコシステムの構築

エコシステムとは異なる業種の企業、時にはライバル企業などいくつもの企業が集まってそれぞれの消費者や環境を巻き込み共生共存していく仕組みの事です。

これをKinに当てはめると、Kikというメッセージアプリを通じて様々な分野の商品やサービスにKinを使用していく事でKinを広めていくという狙いがあります。


Kinエコシステムを統治するKin基金

Kin基金はKinエコシステムを統治する非営利団体で、主な役割はエコシステムに加わったパートナー企業と共に資産やシステムのオープンな管理をする事、Kinが発展するための多角的なサポートをする事です。

Kinを広めるための公平で透明な運営をするための統治組織があるという点においては、現在のKinは中央集権的であると言えます。

しかしこのKin基金は今後、自律分散型組織のようなより革新的な方法に取って代わられていくようです。


リワーズエンジン

Kinのエコシステムの構築を促すため、Kinの予備資金をスマートコントラクトにより確保し、リワーズエンジンに一時的に管理されます。

そしてその中からエコシステムのパートナー企業とKin基金に分配され、それぞれがKin経済圏の構築のために使っていく事になります。

残りのKinも段階的に市場に出回っていきます。


技術的な懸念

ホワイトペーパーに技術的な懸念としてプラットフォームの限界とオフチェーンソリューションが挙げられています。

簡単に言うとKikを中心に生まれた経済圏でKinが頻繁に使用される事によるトランザクションの詰まり、取引するのに高額な手数料が毎回かかってしまうという事です。

これを解決するためにオンチェーンとオフチェーンによるトレードオフという半中央集権型システムを構築する予定です。

しかし、これにはそもそも参加者間の信頼が必要な事から一時的なものになり、段階を踏んでトラストレスな非中央集権型システムに移行する予定てす。

これは非常に重要な部分で、この技術的な開発のスピードとクオリティがKin発展の鍵になるのではないでしょうか。

ERC20トークンからステラへの移行

ステラとはリップルを元に開発された暗号通貨で、Kinのようなアプリのためにカスタムビルドされているため、Kikのニーズに適した暗号通貨と言えます。
まあKinの内容からして納得の移行といったところですね。

まとめ

ん〜…まあよく調べずに買った草コインシリーズなだけあって、それなりに調べ直してみると後悔してる部分もまあまあある銘柄ですね。
総じて現段階ではKinは暗号通貨技術の根幹とも言える非中央集権的な要素が薄いという事に尽きます。
ですが、これが北欧を中心に世界中の多くの企業がパートナーとなり、気軽に利用できるという実用的なシステムが出来上がって、非中央集権的なものになればKinの価値は上昇していくのではないでしょうか。