イーサリアムのCasperについて

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イーサリアム専用の高性能マイニングPCであるASICが開発されました。

これより、このマイニングPCを用意できるマイナーとできないマイナーによって差ができてしまいます。

マイナーは必然的にこのマイニングPCを購入してマイニング競争に参加していくしかなく、マイナーとしては新しいASICの開発はあまり嬉しくないニュースです。

そして、それに対してイーサリアムの開発者であるVitalikは

「ASICに耐性をもたせるためのフォークはしない、あと5.5ヶ月でCasperに移行するから」

との発言をしています。

マイナーを保護するためのフォークをしないという事でCasper、つまりPOWからPOSへの移行は今年の10月になる可能性が極めて高くなりました。

Casperについて調べていくとかなり専門的な事まで説明しなければいけなくて、記事がとても長くなるのでこの記事ではざっくりと簡単に、できるだけ分かりやすく説明するにとどめようと思います。


Casperとは?

Casperとはイーサリアムの開発プロジェクト上にある最終段階の大型アップデートの事です。

この大型アップデートのメインは承認方式の移行にあります。

現在マイニングによって承認されているイーサリアムはPOW方式を採用しています。

ですがイーサリアムは将来的にPOS方式へと段階的に移行する事を早くから公表していて、Casperによりこの移行が完了する事になります。


どうやってPOW→POSへ変わっていくのか

POWからPOSへの移行はPOW→POW/POSのハイブリッド→POSといったように段階を踏んで移行します。

最初の段階では少しずつPOS報酬を増やしていく事で、次の段階ではPOWのブロックを動かなくするようなプログラムを組み込む事でPOS方式のチェーンへとインセンティブを与えていくようです。


Casperが実際されると値動きはどうなるのか?

ここが最も気になる事だと思いますが、Casperによりイーサリアムの価格は概ね上昇すると予想されています。

イーサリアムの開発はその価格よりも、プラットフォームとしての性能や発展のために行われていると思うので、処理能力やスケーラビリティ問題、セキュリティ面においてもPOSへの移行は必須であるため、手間やリスクを追いながらもCasperという大型アップデートを予定しています。


まとめ

純粋にイーサリアムの性能が上がり、セキュリティの高い通貨になっていく事は、価値という面においても高まっていくものであるといえます。

イーサリアムの価値が認められるようなプラットフォームになる事でみんなが欲しがり使われるようになり、価格は上がっていくのではないでしょうか。

僕は現在Zaifの積立投資でイーサリアムを毎月積み立てています。

資金がもっとあればNEMも積み立てたいですがイーサリアムも増額したいですね。